◆ピアノを始めたいのですが、楽器は必要ですか。
◇はじめはなくても大丈夫です。
ピアノの習い始めは、音楽に親しみながら、音符の読み方やリズム打ち、指のトレーニングなどを中心にレッスンしますので、はじめはどうしても楽器が必要という わけではありません。
できれば簡単なキーボードなどがあればご自宅での練習がしやすいと思いますが、テキストの進度やご都合、ご希望に沿ってそれぞれの選択肢があるかと思います。
ご相談ください。
◆電子ピアノでも大丈夫ですか。
◇はい。基本的には大丈夫です。
電子ピアノといっても種類は様々です。
88個の鍵盤(黒鍵と白鍵を合わせて)と、足のペダルがついたものが長く使っていただけるかと思います。
電子ピアノ、アコースティックピアノそれぞれに特徴があります。
皆様のピアノの楽しみ方や、状況に合わせて選んでいただける時代となりました。
◆アコースティックピアノと電子ピアノはどのような違いがありますか。
◇まず、アコースティックピアノは、一台あればメンテナンスをしながら、ほとんど無限に使えます。
調律や、部分的な補修、さらにはオーバーホールといって、ピアノの中身を取り替えることも可能です。本体は、使い込むことによって奏者の一部と思えるほどに馴染んできます。
アコースティックピアノの魅力は奥深く、表現の幅は無限の可能性を秘めています。
倍音を感じ、生の音の振動を直に身体で感じることができ、伝えることができます。
長時間練習しても耳や身体が疲れないのも特長ですが、重量(アップライトピアノで194~278キロ)や、音量の問題もあります。
一方電子ピアノは置く場所や、音問題を解消して、ピアノをより身近なものとしたところに大きな意義があると思います。
電子ピアノの普及によって、よりピアノが身近なものとなり、多くの方に楽しんでいただけるようになりました。
耐久性や鍵盤のタッチ、音の響きなどにこだわればきりがありませんが、次々と新しいものが発売されており、よりアコースティックピアノに近づいてきているようです。また、さまざまな機能を楽しまれるのも面白いと思います。
教室でも、バッハの曲をハープシコードや、パイプオルガンの音にして弾いてみたり、生徒さんが合唱の伴奏を練習するときには、コーラスの音設定にして、合わせたりしています。
ポップスなどの演奏では、多様な楽しみ方ができると思います。
どちらにしても、使い方次第ということになります。